ユビキタスの街角

Sunday, March 08, 2009

遠くから見た色と近くで見た色

カラー液晶や発光ダイオードの赤と緑のドットを点灯させたものを遠くから見ると全体が黄色に見えるが、 近付いて見ると赤と緑のドットがばらばらに見える。 ところが私のような赤緑色盲の人間の場合、遠くから見ると黄色く見えるのは同じであるが、 赤と緑の区別がつきにくいため、近付いてみた場合は赤(か緑かよくわからない色)が並んで見えることになる。 つまり、遠くから見ると黄色の単色が見え、近くで見ると赤(か緑かよくわからない色)の単色が見えることになる。

遠くから見た色と近くで見た色が異なるというのはかなり奇妙な話であるが、色盲に特有の現象なのだろうか? それとも同様の現象は誰でも経験するものなのだろうか?

Tuesday, March 03, 2009

原島先生最終講義

卒論でお世話になった 原島博先生最終講義に行ってきた。 東大でどういう研究をやってきたかという話を1時間、 歴史的にみた技術や工学の位置づけや将来展望の話を1時間されたが、 最後に「明言したことはないが実は自分は「競争」とか「評価」というのが大嫌いで...」と発言されたのが興味深かった。 「競争」が存在するのならば相手に仕事をまかせてしまえばいいじゃないか、 自分しか出来ないことをやるべきじゃないのか、ということらしい。 確かに大学は試験や論文という「評価」が日常的だし、 プロポーザルを「評価」してもらって「競争的資金」を獲得しなければならないわけで、 平和的な人間は評価や競争に嫌気がさしてくることも多いのだろうか。

ちなみに3/11に 研究室公開 があり、違う話題で講演をされるそうである。