ユビキタスの街角

Friday, October 07, 2011

Steve Jobsとの面接

Jobsが亡くなってしまって大変残念であるがAppleは引き続き頑張ってほしいものである。

Jobs氏と直接話したのは2006年の面接のときだけなのだが、 その時のメモを書いてみる。 iPhoneに関する情報が全く外部に出てなかったときの話である。

日時
 2006/5/4
参加者
 J: Steve Jobs
 F: Scott Forstall (iPhone開発責任者)
 M: 私
話の流れ
ジョブズ登場! 報道とかで見るの同じ印象。調子が良くてスマートな感じ。

 J: 「やぁトシ(握手)! 遅れてゴメン。滅茶苦茶面白いプロジェクトの打合せをしててネ。」
 J: 「中身は言えないけど、Mac、iPodの次の柱となる大きなプロジェクトなんだ。」
 J: 「君なら一瞬でも見たらその強烈さを理解すると思うョ」
 J: 「日本語の入力とかは結構鍵になるんだ。でもこれまでのより格段によくなるんだけどね」
 J: 「で、インターネットを全部調べたら、君が新しいプロジェクトに最適任だということがわかったんだョ」
 J: 「日本よりこっちの方が全然環境良いしネ。あ、もちろん日本の状況は知ってるョ」
 J: 「てなわけだから来るよね? 家族はいるのね? 家族にとってもこちらは良いよネ」
 J: 「じゃ何か質問ある?」

という感じで一気に押し切られる。

 M: 「入力と検索を大統合したデスクトップを作るみたいなことを考えてるんですけど...」
 J: 「今度のプロジェクトはPCとは全然違うんだョ!」 (提案終了)
 M: 「ある会社との契約仕事が継続中なんですケド」
 J: 「へー。仕事の何割ぐらいそれにあててるの?」
 M: 「30-40%ぐらいすかね」
 J: 「じゃぁその時間はそちらの仕事をすることにしてもいいョ。ウチはフレキシブルだからネ」
 M: 「私との個人契約だったらそれでもいいんだけど組織の契約なんですが」
 J: 「いずれにせよウチはフレキシブルだからっ」
 M: 「はぃ、調べてみます...」
 M: 「日本で働くオプションって無いんですか?」
 J: 「絶対なし。こちらで一丸となってやることにしてるんだ。」
 M: 「すぐ移籍が無理とすると、どれぐらいなら待てるんですかネ?」
 J: 「2〜3ヶ月だったら大丈夫かな。半年かかるなら他の人をあたるしかないョ」

情報があまりに少ない! ジョブズがウキウキしてるのは確かなのだが何が何やら。 聞いた話によるとNeXTを立ち上げたときもこのように 何も情報を出さないまま情熱だけ語って人集めしたらしい。

ジョブズ退席

 J: 「じゃぁね! 正しい決定するのを待ってるからネ!」

Forstall氏に質問

 M: 「新しい柱とか言ってますけど、柱は何本ぐらいあるんですか?」
 F: 「Mac、iPod、と今度のやつだけだョ」
 M: 「結構沢山の人間でやろうとしてる?」
 F: 「そのとおり。全部入れるとかなりの数に。」
 M: 「うーむ...」

4 Comments:

  • ネットから流れ着いてきました。臨場感があって目茶苦茶面白かったです。で、アップルには行ったんでしょうか?

    By Anonymous Anonymous, at 5:23 PM  

  • 2006年10月から2008年8月ごろまで行ってました。

    By Blogger 増井, at 5:24 PM  

  • POBOXもiPhoneの日本語入力もお世話になっています。Siriはsemantic webより対話による機械学習を主眼としている様ですが、そうするとある意味予測/例示インターフェイスの延長線だと思います。増井さんがアップルにそちらの方向への影響を与えたのだとしたら素敵です。

    By Anonymous Anonymous, at 9:25 PM  

  • いやそれは全く関係ないです...

    By Blogger 増井, at 8:40 AM  

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