ユビキタスの街角

Monday, January 30, 2006

あらゆるものに対して属性定義/共有

いろんなデータに属性情報を添付したいと思うことがよくある。 デジカメ写真ではファイル中に時刻や位置情報を格納することができるし、 ファイルシステムでは更新時間などが記録されているが、 認意のデータに認意の情報を添付することはできない。 以下のように、様々なデータに対して認意の属性を定義できると便利だろう。
  • ダウンロードしたファイルに関連する情報を添付する
  • 名簿に「年賀状対象」属性をつける
  • 書籍に「購入予定」属性をつける
  • 店に「行ってみたい」属性をつける
  • 日付に「会議予定」属性をつける
データに別の情報を関連づけたいという要求は共通であるにもかかわらず、 場合によって異なる仕組みやサービスを利用しなければならないのは面倒である。 認意のデータに認意の情報を関連づけ、 その情報を共有したり隠したりすることができる汎用的なサービスがあれば便利だろう。
書評や店情報やブックマークを共有するサービスが最近広く使われているが、 ディスク中のxxxxx.dllというファイルがどういう素性のものなのか、 といった些細な情報でも共有されていれば、 バックアップが必要かどうかの判断基準になったり、 何かの役にたつ可能性はあると思われる。 Wikipediaの対象とするほどではないちょっとしたデータに関しても、 情報を追加したり共有したりすることには意味があるだろう。
Googleで店の情報を検索する場合は店の説明を書いたWebページを捜すことになり、 店の属性を直接捜すことができるわけではない。 たとえば「秋月電子」の定休日を知りたい人は 秋月電子のホームページを見たいわけではないだろうから、 「秋月電子」というデータに対して直接定休日情報が定義されている方が便利だろう。

情報に固有のIDを計算し、それに対してWikiページを対応させれば、 データの属性を定義したり共有したりするのは簡単である。 自分のファイルなどに対してはこういう方法をすでに使っているのだが、 広く共有する仕組みをちゃんと考えてみたい。

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