ある人物が、(1)「子供を2人持ちたいというの
は健全な考えである」と言ったとすると、
子供を2人欲しいと思うのは変なことではない、という意味になるだろう。
しかし、(2)「子供を2人持ちたいというの
が健全な考えである」と言ったとすると、
これは「子供を2人は生もうとするのが健全な考えであって、
子供を生まないとか1人しか生まないとかいうのは不健全である」という意味になるだろう。
(1)と(2)は論理的に同じではない。
「若い人たちは、結婚したい、子どもを2人以上持ちたいという極めて健全な状況にいる」という発言は(2)のように聞こえるから批判の対象になったわけであり、
「子供を1人しか生まないのが不健全だとは言っていないから何の問題もない」という理屈
(e.g. 小田島氏)には同意できない。
対偶がどうこうとか言う人は、(2)でなく(1)だと読んでいるわけであり、
国語的解釈が違っているのだろう。
失礼ながら、ぼくもやはり小田島氏と同じ感想を持ちました。普通に考えれば件の発言は(1)を意味するのであって(2)の解釈は恣意的すぎると思うのと、たとえ世間に(2)と解釈する人がいてもその解釈やなんやで貴重な税金が使われるほどの大問題ではないだろうと思うからです。ここまでくるといわゆるPC的な臭いを感じます。
ReplyDelete政治的な話は置いといて論理的にどうよ? と疑問に思ったのですが、自然に(1)のように感じられる方もいる(多い?)ということは了解いたしました。(そんな議論に無駄な金や時間を使うんじゃネェというのは同感です)
ReplyDeleteでも私にはやっぱり(2)に近いように感じられますね... 「健全な若者は2人以上子供を持ちたいと思うものである」と言ったとすれば(2)な気がするでしょうか? 単純に私の国語力の問題なのかな?