ユビキタスの街角

Sunday, December 16, 2012

階層型ファイルシステムの憂鬱

Unixが普及したためか、ファイルは階層的に管理するものだという常識が浸透しており、現在はパソコンでもスマホでもファイルは階層的に管理するのがあたりまえになっている。階層的ファイル管理は確かに便利なものだが誰もが使いこなせるものではない。階層化が自然なもの(住所など)や分類の専門家がいるところ(図書館など)ではデータを階層的に管理するのが良いかもしれないが、パソコン上の雑多なデータを階層的に管理することは普通の人には無理である。「1月の会議でA社に貰ったBプロジェクトの資料」のような文書を入手したとき、「1月」のフォルダに入れるべきなのか「A社」のフォルダに入れるべきなのか「Bプロジェクト」のフォルダに入れるべきなのか判断に苦しむし、そもそもファイル名をどうすればいいのかわからない。新しいデータが来るたびにこのように悩むのは全く理不尽であり、私の場合はすべてデスクトップ上に置いてしまうのでデスクトップがぐちゃぐちゃになっている。




これを解決するのは簡単で、階層型ファイルシステムなど使わずにデータを管理すればよい。たとえば、データはすべてどこかのレポジトリにアップしてタグをつけて管理すれば良い。上の例の場合、データに「1月」「A社」「Bプロジェクト」というタグをつけておけば後から簡単に検索することができるし、他のデータに同じタグがついていれば関連データを連想的に検索することができるのでテキスト検索しなくても関連情報を簡単に利用することができる。
こういうことは自明だと思われるのだが、「デキるビジネスマンは現行の階層的ファイルシステムを使いこなす」みたいな常識があるのかもしれない。階層型ファイルシステムを使わずにあらゆる個人的データをうまく管理する方法を試してみたいものである。